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『財産分与に係る譲渡所得について』

2016/04/01 カテゴリー: 所得税 What's New

◆相談内容


私には、妻と長女がいましたが、離婚調停後、離婚しました。
離婚の慰謝料として不動産等を妻へ渡し、現金500万円を支払いました。長女の養育費も支払うことになりました。
妻へ渡した不動産は、婚姻中に私が購入し、離婚当時は妻と長女が居住していました。
不動産の所有者を妻へ移転する登記を行いますが、税金は発生するのでしょうか。
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◆回答

<譲渡側(夫)>
財産分与をした夫は、土地と建物について、所得税が課せられる場合があります。

[課税譲渡所得金額]
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① 建物については、経過年数に応じた減価償却費を控除します。
② 特別控除の特例は、配偶者への譲渡の際は適用ありません。離婚後に譲渡した
 場合は3千万円の特別控除が受けられます。

<譲受側(妻)>
妻は分与を受けた日に、土地と建物を時価(1億円)にて取得し、後日、これらを売った際には財産分与日を基に長期譲渡か短期譲渡になるか判定します。
通常、贈与税の課税はありません。
登録免許税が課税されます。不動産所得税は、通常かかりますが、夫婦財産の清算を目的とする場合には課税されません。